♫ 足踏みオルガン ♫



いつかは持てるといいな…と 心の隅に思っていたものが、

ご縁あって我が家にやってきました。




Reed Organ(リードオルガン)、

日本では  風琴、足踏みオルガンと言われ、

明治時代から教会や学校などで親しまれてきた楽器です。

私が小学生の時、まだ教室には足踏みオルガンがあったのを覚えています。




初めてリードオルガン・ハルモニウムの演奏を聴いたのは学生時代、

神山復生病院で行われた 佐藤泰平さんによるコンサートでした。

普段 大学では、いまや電気の力で作られた風を使って鍵盤を弾くことにより

音を奏でられるパイプオルガンを学んでいた私は、

人間の足によって作られた風を使い、

その音色や強弱までも 深く味わい豊かに表現してしまう足踏みオルガンの演奏を、

最前列で食い入る様に聴いたこと、今も鮮明に思い出されます。




そして数年前、シオンの群教会で催された こもりうたコンサートの時には、

大正時代のものと思われる大切な足踏みオルガンをお借りし、

その優しく包んでくれるような音色に、

古いオルガンを演奏できる喜びを感じました。

この時から、リードオルガンかハルモニウムをいつか持てるといいな…という

心の片隅にあった想いが、より強いものになったように思います。





我が家にやってきた風琴は、

1929年(昭和4年)に作られたもので、

平ねじを外し 内部を見てみると、シンプルな構造ながらも、

細やかな職人技に感動。。。

外側も 手掘りの装飾があったり、

良い風合いに枯れた木肌が 何とも言えぬ趣き。。。


やさしく柔らかな音色は どこか懐かしく、

家にやってきた日は、あんな曲こんな曲と~

気づけば何時間も弾いていて、翌朝は体がバキバキに(笑)



日本では今はもう作られていない貴重な風琴。

古いものゆえ、修理修復が必要となりますが、

自分で手をかけられるようになりたい…という想いが沸々と湧いてきます。

ここに現存し、縁あって我が家に来たこのオルガンを

時に直しながら、これから共に年を重ね、大切に奏でていきたいです。





音楽教室でも、早速に生徒さん達も足踏みオルガンに触れ、

初めての子も、懐かしむ方も、其々にいろいろな感じ方で、

楽しそうに演奏されていました。





足踏みオルガンも、お教室でレッスンに取り入れていきたいと思います。

懐かしのあの曲を足踏みオルガンで弾いてみたい~

足踏みオルガンを弾いてみたい~等、

足踏みオルガンでレッスンされたい方は、 

こちらまでお問い合わせくださいね♪ → お問い合わせ

一緒に古きよき音色を愉しめたら嬉しいです。



♪Wiege des Glücks♪

♫ Glück の音楽室 ♫ 勝 俣 音楽教室

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